日経コンストラクション
2021年2月22日号
本誌のデジタル版(HTML)
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日経コンストラクション 2021年02月08日号
在宅勤務に遠隔臨場、リモート会議──。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、土木技術者の働き方が大きく変わりつつある。従来は当たり前だった通勤などの移動時間や待ち時間がなくなった分、資格取得に向けた勉強や継続教育の学習に充てる時間を確保しやすくなった。時間を有効に使ってどのように学習を進めればよい…
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日経コンストラクション 2021年1月25日号
インフラの早期補修が求められる中、予算が限られる自治体は維持管理に知恵を絞る。役所の仕事の領域を広げるか、民間企業の力をより生かすか、住民に参加してもらうか――。従来とは異なる守備範囲でインフラの点検、診断、設計、施工を進める動きが見られる。老朽化するインフラを守るのは誰か。多様化する担い手を追っ…
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日経コンストラクション 2021年1月11日号
新型コロナウイルスという新たな困難から始まった2020年代。その影響を色濃く受けた状態で21年が始まる。社会の関心はウイルスに大きく傾いているものの、迫り来る大規模災害や人口減少といった国難を見据えると、土木界が先頭に立って社会インフラを着実に整備していく意義は大きい。21年の土木界をけん引するた…
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日経コンストラクション 2020年12月28日号
建設工事に伴う作業員の死傷事故や陥没、崩壊といった公衆災害が後を絶たない。事故の発生原因は、当事者が「まさか」と思ったことばかりだ。何が事故を引き起こしたのか。独自取材を通して、現場に潜む4つの死角をひもといた。
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日経コンストラクション 2020年12月14日号
工事で発生する残土の受け入れ地が決まらず、新幹線建設の先行きが揺らいでいる。ビッグプロジェクトから大量の残土が出る一方で、不適切な投棄を巡るトラブルも後を絶たない。背景には、現場からの搬出量の方が、搬入量よりもはるかに多い実態がある。残土問題に真正面から向き合わないと、建設工事は立ち行かなくなる。
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日経コンストラクション 2020年11月23日号
土砂災害防止法の制定から20年。災害リスクのある区域の基礎調査が1巡した。危険地の可視化で避難体制などは大幅に強化されているものの、近年の激甚化する豪雨で、土砂災害に伴う死者・行方不明者の数は一向に減らない。同法であぶり出せない「新たなリスク」も明らかになってきた。急峻な地形の多い日本で、今後どの…
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日経コンストラクション 2020年11月9日号
圧倒的な人手不足、限られた工期、品質確保の要求、環境保全──。多くの現場に共通する課題は、必ずしも最先端のICT(情報通信技術)を活用するだけで解決できるわけではない。既存工法の地道な改良や試行錯誤を繰り返して生まれた新たな“ローテク”技術も実績を着実に伸ばしている。現場のニーズにいち早く目を付け…
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日経コンストラクション 2020年10月26日号
「やって覚えろ」「見て学べ」──。そうした建設業界の人づての技能伝承が、人手不足の深刻化で行き詰まっている。技術や技能が失われつつあるなか、効率よく伝える切り札となるのがデジタル技術だ。熟練者の動作や視線を分析してノウハウを解明。さらに、3次元の教材やテレワークを駆使する「伝承テック」に注目が集ま…
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日経コンストラクション 2020年10月12日号
国土交通省の「i-Construction」発表から5年。建設業界での生産性向上の取り組みは着々と根付いてきた。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大など予期せぬ課題も生まれており、さらなる変革が求められている。ICT、CIM、ドローン、AIなどに造詣の深い「i-Conの申し子たち」が、先頭に立っ…
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日経コンストラクション 2020年9月28日号
「設計通りに造れない」。施工の最中に重大な設計ミスが判明したり、予期しない地盤が出現したりして、設計の大幅な見直しが求められるケースが相次いでいる。途中まで完成した構造物や既存の設計を生かしながら、どのように是正すればよいのか。苦悩する現場を取材した。
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日経コンストラクション 2020年9月14日号
新型コロナウイルスによる経済活動の停滞で、多くの業種が2020年度の業績悪化を見込んでいる。一方、建設業では7割以上の会社が土木で前年度と同じか、それを超える売り上げを予想する。比較的堅調な様子がうかがえるものの、行く手には思わぬリスクが潜んでいる。
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日経コンストラクション 2020年8月24日号
5年に1度の近接目視点検の効率化を図ろうと、モニタリング技術の実装に向けた機運が高まっている。過去にも導入が試みられたものの、普及は進まなかった。コストの高さに加え、計測結果の扱いづらさなどが原因だ。モニタリング技術を導入した事例を検証し、計測データを維持管理に生かす方策を探る。
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日経コンストラクション 2020年8月10日号
量的な拡大を求めてきた日本の道路政策が転機を迎えている。計画延長1万4000kmの高規格幹線道路は既に9割近くが完成した。ただ、あの手この手で整備を進めた結果、無料と有料の混在など不可解な状況が発生。さらに、老朽化した高速道路の更新費用をどう捻出するかなど、問題は山積だ。
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日経コンストラクション 2020年7月27日号
新型コロナウイルスへの対応で今まで以上に変革を迫られている建設業界。そんな業界を変えるキープレーヤーとして存在感を増しているのが、先端技術を携えたスタートアップ企業だ。注目の建設スタートアップを紹介するとともに、その将来を展望した。
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日経コンストラクション 2020年7月13日号
2022年度末の開業を目指して北陸新幹線の金沢―敦賀間、125kmの延伸工事が急ピッチで進んでいる。しかし、なかには他の工事の影響で着工が遅れたり、思わぬ悪天候で完成時期に暗雲が垂れ込めたりした現場も。難局を乗り切るため、各現場が繰り出す新たな一手を取材した。
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日経コンストラクション 2020年6月22日号
コロナ禍の暗雲を吹き飛ばしつつ、抜本的な生産性向上につなげる――。建設業界が直面する2大課題をまとめて解決し、働き方を劇的に変える取り組みが「建設DX(デジタルトランスフォーメーション)だ。デジタル技術を総動員して設計の自動化や建機のICT化を実現。調査から維持管理まで、あらゆる建設プロセスを変革…
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日経コンストラクション 2020年6月8日号
新型コロナウイルスの感染拡大の影響は、建設現場にも及んだ。国民の行動や経済活動などで、“3密”を避ける変革を取り入れた結果、日々の仕事や企業経営は、数多くの難題に直面している。緊急事態宣言は解除されたものの、当面は従来の行動様式に戻す状況には至らない。新型コロナウイルスと共存する前提で、仕事や経営…
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日経コンストラクション 2020年5月25日号
広域で多発する近年の水害に対応するため、治水は新たな時代へと動き出した。洪水を河道内だけに抑え込むのではなく、越水を見込んで流域全体で処理する考え方だ。破堤や浸水の被害を抑える技術の開発も進んでいる。河川管理者や自治体、住民が広範囲に協力しなければ、被害の軽減は図れない。
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日経コンストラクション 2020年5月11日号
必要な外力を見落としたり、昔の構造物の再現設計に失敗したり──。3次元データの活用など設計の高度化が進む一方で、単純ミスが絶えない。設計者だけでなく発注者や施工者もミスを見逃し、是正に手間を要するケースも。最新事例の取材を通して、背景を探った。
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日経コンストラクション 2020年4月27日号
好況の建設コンサルタント業界にも「コロナショック」が広がってきた。海外や民間の発注業務が延期・中止になるなど、業績悪化を危惧する声が日増しに強くなっている。長時間労働を抑えながら在宅などの働き方を取り入れて、業績を維持する──。建設コンサルタントの新たな挑戦が始まった。