日経コンストラクション
本誌のデジタル版(HTML)
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日経コンストラクション 2021年6月28日号
国土交通省や建設会社などが総力を挙げてデジタルトランスフォーメーション(DX)を推し進めている。新型コロナウイルス対策で遠隔臨場を急速に拡大。AI(人工知能)を活用した水道管の劣化予測やドローンの目視外飛行など新たな挑戦も相次ぐ。注目すべき最新の建設DXの動きを追った。
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日経コンストラクション 2021年6月14日号
2050年までに国内の温暖化ガスの排出を「実質ゼロ」とする──。菅義偉首相のカーボンニュートラル宣言以降、製造過程で二酸化炭素を大量に排出するセメントを使ったコンクリートの脱炭素に向けた技術開発が、建設業界で注目を集めている。建設関係者の多くが取り扱うコンクリートを巡る環境配慮の最新動向を、今号と…
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日経コンストラクション 2021年5月24日号
ドローンや人工衛星による画像、SNS(交流サイト)に集まる「口コミ」など、防災に役立つ情報が巨大化している。集まったビッグデータを従来からの防災インフラにどう融合させるのか。AI(人工知能)などを駆使して災害対応を革新する「防災テック」に注目が集まる。加速する防災テックの最前線を探った。
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日経コンストラクション 2021年05月10日号
人手不足が大きな問題となっている建設産業界で、メンタル面の問題が貴重な人材を潰している。日経コンストラクションなどの独自調査によって、ハラスメントやコロナ禍の約1年で急拡大したテレワークが大きな要因となっていると分かった。2022年4月には中小企業にも対応が迫られる「パワハラ防止法」を踏まえた対策…
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日経コンストラクション 2021年4月26日号
コロナ禍で初の決算を迎えた2020年。日経コンストラクション調査では好調な国内官公庁業務がけん引し、前期より売上高や利益を増やした建設コンサルタント会社が全体の6割強を占めた。ただし、国内民間や海外の市場の冷え込みはまだ続きそうで、楽観視できない。各社は新たな収益源として、デジタルトランスフォーメ…
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日経コンストラクション 2021年4月12日号
完成から間もない構造物が倒壊したり、竣工間際にずさんな施工が発覚したりする事例が相次いでいる。施工不良は建設会社の責任だが、検査や段階確認で気づけなかった発注者にも一定の責任がある。現場の失敗はなぜ見逃されたのか。工事のプロセスを検証した。
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日経コンストラクション 2021年03月22日号
会計検査院が2020年11月に公表した検査報告では、防災工事や災害復旧などに関する設計・施工ミスの指摘が相次いだ。落石防護柵を前年に続いて取り上げるなど、過去の検査では同種工事で指摘が続く例が多い。これまでの指摘事項を読み解けば、誤りやすい急所が見えてくる。
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日経コンストラクション 2021年3月8日号
「想定外」と言われる津波が東北沿岸部に壊滅的な被害をもたらした東日本大震災から10年。道路や防潮堤の整備、高台移転など多くのインフラ事業が進んだ。しかし、復興で成し遂げられたこと、成し遂げられなかったことの評価・検証は進んでいない。将来の大災害に備えるために、復興の取り組みの10年を総括する。
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日経コンストラクション 2021年2月22日号
橋梁点検の限界が露呈している。定期点検が2巡目に入った現在でも、思わぬ劣化で通行止めなど緊急措置が必要となる例は後を絶たない。早期に補修は必要ないと判定された橋で、段差や陥没などの事故が発生している。なぜ、劣化を見抜けないのか。最近のトラブル事例を基に対処法を探る。
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日経コンストラクション 2021年02月08日号
在宅勤務に遠隔臨場、リモート会議──。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、土木技術者の働き方が大きく変わりつつある。従来は当たり前だった通勤などの移動時間や待ち時間がなくなった分、資格取得に向けた勉強や継続教育の学習に充てる時間を確保しやすくなった。時間を有効に使ってどのように学習を進めればよい…
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日経コンストラクション 2021年1月25日号
インフラの早期補修が求められる中、予算が限られる自治体は維持管理に知恵を絞る。役所の仕事の領域を広げるか、民間企業の力をより生かすか、住民に参加してもらうか――。従来とは異なる守備範囲でインフラの点検、診断、設計、施工を進める動きが見られる。老朽化するインフラを守るのは誰か。多様化する担い手を追っ…
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日経コンストラクション 2021年1月11日号
新型コロナウイルスという新たな困難から始まった2020年代。その影響を色濃く受けた状態で21年が始まる。社会の関心はウイルスに大きく傾いているものの、迫り来る大規模災害や人口減少といった国難を見据えると、土木界が先頭に立って社会インフラを着実に整備していく意義は大きい。21年の土木界をけん引するた…
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日経コンストラクション 2020年12月28日号
建設工事に伴う作業員の死傷事故や陥没、崩壊といった公衆災害が後を絶たない。事故の発生原因は、当事者が「まさか」と思ったことばかりだ。何が事故を引き起こしたのか。独自取材を通して、現場に潜む4つの死角をひもといた。
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日経コンストラクション 2020年12月14日号
工事で発生する残土の受け入れ地が決まらず、新幹線建設の先行きが揺らいでいる。ビッグプロジェクトから大量の残土が出る一方で、不適切な投棄を巡るトラブルも後を絶たない。背景には、現場からの搬出量の方が、搬入量よりもはるかに多い実態がある。残土問題に真正面から向き合わないと、建設工事は立ち行かなくなる。
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日経コンストラクション 2020年11月23日号
土砂災害防止法の制定から20年。災害リスクのある区域の基礎調査が1巡した。危険地の可視化で避難体制などは大幅に強化されているものの、近年の激甚化する豪雨で、土砂災害に伴う死者・行方不明者の数は一向に減らない。同法であぶり出せない「新たなリスク」も明らかになってきた。急峻な地形の多い日本で、今後どの…
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日経コンストラクション 2020年11月9日号
圧倒的な人手不足、限られた工期、品質確保の要求、環境保全──。多くの現場に共通する課題は、必ずしも最先端のICT(情報通信技術)を活用するだけで解決できるわけではない。既存工法の地道な改良や試行錯誤を繰り返して生まれた新たな“ローテク”技術も実績を着実に伸ばしている。現場のニーズにいち早く目を付け…
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日経コンストラクション 2020年10月26日号
「やって覚えろ」「見て学べ」──。そうした建設業界の人づての技能伝承が、人手不足の深刻化で行き詰まっている。技術や技能が失われつつあるなか、効率よく伝える切り札となるのがデジタル技術だ。熟練者の動作や視線を分析してノウハウを解明。さらに、3次元の教材やテレワークを駆使する「伝承テック」に注目が集ま…
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日経コンストラクション 2020年10月12日号
国土交通省の「i-Construction」発表から5年。建設業界での生産性向上の取り組みは着々と根付いてきた。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大など予期せぬ課題も生まれており、さらなる変革が求められている。ICT、CIM、ドローン、AIなどに造詣の深い「i-Conの申し子たち」が、先頭に立っ…
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日経コンストラクション 2020年9月28日号
「設計通りに造れない」。施工の最中に重大な設計ミスが判明したり、予期しない地盤が出現したりして、設計の大幅な見直しが求められるケースが相次いでいる。途中まで完成した構造物や既存の設計を生かしながら、どのように是正すればよいのか。苦悩する現場を取材した。
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日経コンストラクション 2020年9月14日号
新型コロナウイルスによる経済活動の停滞で、多くの業種が2020年度の業績悪化を見込んでいる。一方、建設業では7割以上の会社が土木で前年度と同じか、それを超える売り上げを予想する。比較的堅調な様子がうかがえるものの、行く手には思わぬリスクが潜んでいる。