日経コンストラクション
本誌のデジタル版(HTML)
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日経コンストラクション 2020年8月24日号
5年に1度の近接目視点検の効率化を図ろうと、モニタリング技術の実装に向けた機運が高まっている。過去にも導入が試みられたものの、普及は進まなかった。コストの高さに加え、計測結果の扱いづらさなどが原因だ。モニタリング技術を導入した事例を検証し、計測データを維持管理に生かす方策を探る。
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日経コンストラクション 2020年8月10日号
量的な拡大を求めてきた日本の道路政策が転機を迎えている。計画延長1万4000kmの高規格幹線道路は既に9割近くが完成した。ただ、あの手この手で整備を進めた結果、無料と有料の混在など不可解な状況が発生。さらに、老朽化した高速道路の更新費用をどう捻出するかなど、問題は山積だ。
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日経コンストラクション 2020年7月27日号
新型コロナウイルスへの対応で今まで以上に変革を迫られている建設業界。そんな業界を変えるキープレーヤーとして存在感を増しているのが、先端技術を携えたスタートアップ企業だ。注目の建設スタートアップを紹介するとともに、その将来を展望した。
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日経コンストラクション 2020年7月13日号
2022年度末の開業を目指して北陸新幹線の金沢―敦賀間、125kmの延伸工事が急ピッチで進んでいる。しかし、なかには他の工事の影響で着工が遅れたり、思わぬ悪天候で完成時期に暗雲が垂れ込めたりした現場も。難局を乗り切るため、各現場が繰り出す新たな一手を取材した。
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日経コンストラクション 2020年6月22日号
コロナ禍の暗雲を吹き飛ばしつつ、抜本的な生産性向上につなげる――。建設業界が直面する2大課題をまとめて解決し、働き方を劇的に変える取り組みが「建設DX(デジタルトランスフォーメーション)だ。デジタル技術を総動員して設計の自動化や建機のICT化を実現。調査から維持管理まで、あらゆる建設プロセスを変革…
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日経コンストラクション 2020年6月8日号
新型コロナウイルスの感染拡大の影響は、建設現場にも及んだ。国民の行動や経済活動などで、“3密”を避ける変革を取り入れた結果、日々の仕事や企業経営は、数多くの難題に直面している。緊急事態宣言は解除されたものの、当面は従来の行動様式に戻す状況には至らない。新型コロナウイルスと共存する前提で、仕事や経営…
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日経コンストラクション 2020年5月25日号
広域で多発する近年の水害に対応するため、治水は新たな時代へと動き出した。洪水を河道内だけに抑え込むのではなく、越水を見込んで流域全体で処理する考え方だ。破堤や浸水の被害を抑える技術の開発も進んでいる。河川管理者や自治体、住民が広範囲に協力しなければ、被害の軽減は図れない。
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日経コンストラクション 2020年5月11日号
必要な外力を見落としたり、昔の構造物の再現設計に失敗したり──。3次元データの活用など設計の高度化が進む一方で、単純ミスが絶えない。設計者だけでなく発注者や施工者もミスを見逃し、是正に手間を要するケースも。最新事例の取材を通して、背景を探った。
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日経コンストラクション 2020年4月27日号
好況の建設コンサルタント業界にも「コロナショック」が広がってきた。海外や民間の発注業務が延期・中止になるなど、業績悪化を危惧する声が日増しに強くなっている。長時間労働を抑えながら在宅などの働き方を取り入れて、業績を維持する──。建設コンサルタントの新たな挑戦が始まった。
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日経コンストラクション 2020年4月13日号
増加を続ける入札不調の対策として、これまで“封印”してきた指名競争入札を復活させる動きが出てきた。担い手確保などを目的に引き上げが続いていた最低制限価格に対し、財政改革のために見直しを求められた自治体もある。様々な思惑の下、軸足が定まらず混迷する入札制度の現状を追った。
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日経コンストラクション 2020年3月23日号
長い間、「きつい」「汚い」「危険」の3Kと皮肉られてきた建設現場の労働環境。そんな汚名を返上する切り札としてテクノロジーが台頭してきた。5GやAI(人工知能)、自動化などの導入によって、技術者や技能者をきつい作業から解放し、安全で奇麗な環境をつくり出す――。働きやすさを追求する次世代の現場を密着取…
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日経コンストラクション 2020年3月9日号
「ウチの会社には人がいますよ」。こんなせりふが受注の決め手になるほど、建設業界は人材不足にあえいでいる。数少ない学生との出会いを増やし、相思相愛の新卒採用につなげるには。若手の実態に迫るとともに、若手獲得に奮闘する採用の現場を取材した。
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日経コンストラクション 2020年2月24日号
2018年の西日本豪雨や19年の台風19号では、河川堤防が決壊。広域にわたる浸水被害をもたらした。決壊をもたらす大きな要因は「越水」だ。地球温暖化の影響も疑われる近年の降雨を見ると、もはや河川堤防の越水リスクは無視できない。越水を考慮に入れた堤防構造を巡る行政の混乱と技術の可能性を探った。
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日経コンストラクション 2020年2月10日号
建設業法の改正を受け、1級土木施工管理技士の試験が2021年度から変わる。20年度は現行制度で受験できる最後の年だ。19年度に制度が変わったばかりの技術士とコンクリート診断士は、2年目に試験内容が大きく変わるとは考えにくい。今こそ、資格取得の絶好の機会だ。
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日経コンストラクション 2020年1月27日号
日経コンストラクションが「夢の新材料」と銘打って、建設業界における新材料のトレンドを特集にしたのが2017年。あれから3年弱がたち、鉄の代替材となる繊維強化プラスチックといった革新的材料の普及が進んできた。海洋プラスチック問題の解決などに貢献しようと、新しい材料の開発に着手する建設会社も増えている…
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日経コンストラクション 2020年1月13日号
東京五輪で幕を開ける2020年代は、激動の10年になる。建設産業も例外ではない。例えば、少子高齢化に伴う人手不足や後継者不足を補うための制度が誕生し、長時間労働から脱却するための働き方改革の取り組みが広がる。制度や工夫だけでなく、建設現場の生産性を改善したり、大量の維持管理業務を効率化したりするイ…
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日経コンストラクション 2019年12月23日号
橋長140mのアーチ橋の崩落や重さ1.3tのコンクリートの剥落、下水道管の腐食による巨大な陥没──。インフラを巡って最近発生した事故やトラブルの背景とメカニズムの検証を通して、なぜ防げなかったのかを探る。
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日経コンストラクション 2019年12月9日号
土木分野で活躍する若手にスポットを当て、仕事への姿勢や奮闘ぶりを紹介する。度重なる災害や深刻化する担い手不足など、多くの課題を抱える土木界で、令和を担う若手はどんな将来像を描くのか──。
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日経コンストラクション 2019年11月25日号
橋の定期点検が1巡し、いざ補修へ──。全国の自治体で「点検率ほぼ100%」を達成し、橋の維持管理は順風満帆に進んでいるように見える。ところが、現場では大げさな診断や過大な補修設計、不適切な対処による再劣化など多くの課題が露呈してきた。限られた予算を効率的に使うには、今以上に発注者や建設コンサルタン…
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日経コンストラクション 2019年11月11日号
10月12日から13日にかけて東日本を縦断した台風19号。わずか1、2日間で年間降水量の1~4割に相当する雨が広い範囲で降ったことで、中小河川の堤防が相次いで決壊したのに加え、千曲川や阿武隈川などの大河川も決壊。さらに、増水による落橋や市街地の内水氾濫も各地で発生した。被害から見えてきた教訓を探っ…