自動車
ニュース解説
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現行車の後継は嫌だ、製品企画取締役へのささやかな反抗
欧州出張で高級車の市場調査を行い、情報を頭一杯に詰め込んで帰国した頃の話に戻りたい。帰国後は、出張報告書の作成に加えて、ドイツMercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)…
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軽をベースに難路を行く、ダイハツの自動運転「レベル3」
ダイハツ工業は、一般道を対象にした「レベル3」相当の自動運転システムを開発した。同社の軽自動車「タント」をベースにした実験車両を用いて、2023年3月6~24日に神戸市内の住…
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日野と三菱ふそうの統合で何が起こる?トヨタの狙いを大胆予測
日野自動車(以下、日野)と三菱ふそうトラック・バス(以下、三菱ふそう)が経営統合(以下、統合)する。この驚きの展開を主導したのは企業規模や技術力などを踏まえると、やはりトヨタ…
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次世代電池業界地図、30年超ぶりの革新技術実用化ラッシュ
実用化が停滞していた次世代電池技術がいよいよ実用化ラッシュ期を迎えた。2023年に発売される複数種類の電気自動車(EV)に高エネルギー密度の電池が搭載される見通しだ。
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「アンボックストプロセス」、パソコン並みに車両を造る斬新なアイデア
アンボックストプロセス(Unboxed Process)は、電気自動車(EV)を対象とした新しい生産方法。車両をある程度まとまった部品単位である「モジュール」に分けて別々に造…
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TIが車載半導体を強化、充電器などにGaN on Si訴求
米Texas Instruments(TI)は、車載半導体事業を強化する。生産性の高い300mmウエハー工場への投資を積極的に進め、供給能力を高める。さらに、自動車のエネルギ…
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「ベンツを超えろ」、レクサスのルーツは怖いもの知らず
筆者が後の「レクサスLS400」になる「新プレステージセダン」のプロジェクトの存在を初めて知ったのは、この車種の担当を内示された時だ。1983年の年末のことになる。
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人の動作の意味を理解、ヴァレオが自動運転「レベル4」の新技術
フランスValeo(ヴァレオ)が「パントマイム」と呼ぶ新技術の開発を加速させている。AI(人工知能)を活用して人の動作の意味を理解するもので、一般道を対象にした「レベル4」以…
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GoogleやMetaも登壇する6月の国際会議、半導体技術動向を京都で一望
G7広島サミットの前日に岸田総理大臣らが総理大臣官邸でグローバル半導体企業トップとの意見交換会を行うなど、日本政府の半導体への取り組みは揺るぎない。その半導体技術の最新動向を…
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最も安全なクルマはトヨタの中型ミニバン、JNCAPの22年度評価
国⼟交通省と⾃動⾞事故対策機構(NASVA)は2023年5月23日、日本の自動車アセスメントプログラム(JNCAP)の最新の評価結果(2022年度)を発表した。衝突安全と予防…
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「ロータリーエンジンは電動車と相性が良い」その理由は?
マツダがロータリーエンジン(以下、ロータリー)を、2012年の「RX-8」の生産終了以来、約11年ぶりに復活させた。これまでスポーツカーを中心にロータリーを採用してきた同社。…
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NCM系LIBキラー「LMFP」が実用に、LFP並の安さで航続1000kmEV
中国の電池メーカーGotion High-Tech(国軒高科)は2023年5月19日、リン酸鉄(LFP)系リチウムイオン2次電池(LIB)をベースにエネルギー密度を高めた「リ…
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トヨタグループ5社目の不正、愛知製鋼でエンジン用鋼材の「公差外れ」発覚
トヨタ自動車グループで新たに不正が発覚した。自動車向け特殊鋼大手の愛知製鋼が2023年5月17日、寸法公差が規定から外れた製品(公差外れ品)を顧客に納品していたことを公表した…
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日産の新型セレナ、プロパイロット2.0を実現した広角カメラ
日産自動車の中型ミニバンの新型「セレナ」は、単眼カメラを使って「レベル2+」の先進運転支援システム(ADAS)「プロパイロット2.0」を実現した。同システムは、最上級グレード…
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クルマの“組み合わせ爆発”問題、主流の「部品表」では対応できず
避けて通れないソフトウエアの法規制が自動車業界に迫っている。それは国際連合(UN)規制の「UN-R155」(サイバーセキュリティー)と「UN-R156」(ソフト更新)である。…
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動画ありシマノの牙城崩せるか、ジヤトコが自転車市場に参入へ
自動車向け変速機大手のジヤトコ(静岡県富士市)が、自転車部品の市場に参入する。電動アシスト自転車向けの駆動ユニットを開発した。2024年度に量産を開始する予定だ。
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トヨタのEV専任組織が始動、トップはBYD合弁から
トヨタ自動車は2023年5月15日、電気自動車(EV)事業の専任組織を立ち上げた。名称は「BEVファクトリー」で、開発から生産、事業展開までを一貫して担う。中国・比亜迪(BY…
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ローテクでハイテク並みの“ワオ”を生む、日産の挑戦
企業が研究開発(R&D)で目指すのは、一般的には、ハイテクを駆使し高い価値を生み出すイノベーションである。だが、「既にある技術(ローテク)を使って、創意工夫によって小さな不満…
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車載LiDARは赤字覚悟のチキンレース、淘汰はまだまだ進む
脱落するメーカーが出始めた車載LiDAR業界で、生き残っている有力メーカーは技術を進化させている。その中でも勢いがあるのは中国メーカーだ。中国・禾賽科技(Hesai Tech…
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ニデックが電動アクスルで次の一手「7 in 1」、部品統合でBYDなど中国勢追う
ニデック(旧日本電産)が電動アクスルのコスト低減へ向け、部品の統合化をさらに進める。同社常務執行役員で車載事業を担当する早舩一弥氏は、同社が2023年4月25日に開いた決算説…